UNIX系OSで、 df
というコマンドがあります。ファイルシステムのディスク使用量を知るためのコマンドです。
df -h
はファイルサイズをわかりやすく示してくれます。
それぞれの違いを見てみます。
まず、df
の結果から。
$ df Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on tmpfs 1636672 1236 1635436 1% /run /dev/sda5 411206088 274849192 115395360 71% / tmpfs 8183352 0 8183352 0% /dev/shm tmpfs 5120 0 5120 0% /run/lock /dev/sda1 523248 4 523244 1% /boot/efi tmpfs 1636668 52 1636616 1% /run/user/110 tmpfs 1636668 60 1636608 1% /run/user/1000
次は、df -h
の結果。
$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on tmpfs 1.6G 1.2M 1.6G 1% /run /dev/sda5 393G 263G 111G 71% / tmpfs 7.9G 0 7.9G 0% /dev/shm tmpfs 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock /dev/sda1 511M 4.0K 511M 1% /boot/efi tmpfs 1.6G 60K 1.6G 1% /run/user/1000
ここまでは知っていたのですが、最近、「今、自分が作業しているディレクトリの空き容量を知りたい」と思いました。
man df
を見てみたところ、以下の説明がありました。
引き数がマウントされたファイルシステムが含まれる ディスクデバイスノードの絶対ファイル名であった場合には、
デバイスノードを含むファイルシステムではなく、指定されたファイルシステムの利用可能な容量を表示します。
そこで、現在のディレクトリがあるファイルシステムの空き容量が確認できるのかと思って以下を実行してみました。
df -h $PWD
そうしたところ以下の結果が表示されました。
$ df -h $PWD Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda5 393G 263G 111G 71% /
これで、
- 今のディレクトリは /dev/sda5 を使用している
- /dev/sda5 の空き容量は 111GB
ということがわかります。
これは便利ですね。 df -h $PWD
でなく df -h .
でもいいのですが、便利と感じましたので記載しておきます。LinuxでもmacOSでも使えるスキルです。