macOSでのSPM12のコンパイル方法

ある方から、Apple M1のmacでSPMを起動しようとするとspm_check_installation(‘basic’)でエラーが出て起動しないという相談を受けました。

コンパイルしたら問題は解決しました。コンパイル方法を共有します。

ただし、その後、SPMのMLでこのディスカッションに乗ってみたところ、コンパイルは不要だよということも教えていただきました。なので、コンパイルに挑戦してみたい人向けと思ってください。(普通は不要です)

1. Xcode のインストール

− App Store から Xcodeをインストールします。
– ターミナルから以下をタイプしてライセンスに同意します。

sudo xcodebuild -license

これでXcodeのライセンスが表示されますので、スペースキーを何回か押して最後まで表示した後に agree とタイプします。

2. ターミナルでのMatlabのパス設定

  • 続いて、ターミナルから、MATLABのパスを設定します。Matlabのバージョンによって変わりますが、R2020b以降に正式にApple M1がサポートされていますので、R2020bをインストールするとしましょう。この際の、Matlabのパスは /Applications/MATLAB_R2020b.app/bin となります。
PATH=/Applications/MATLAB_R2020b.app/bin:$PATH

3. SPM12のコンパイル

  • SPM12のsrcフォルダに移動してコンパイルを行います。今、spm12が /Users/foo/spm12 にあるとします。ご自身の環境にあわせて適宜変更してください。
cd ~/foo/spm12/src
make distclean
make && make install
  • これは以下のことを行っています。
    • spm12/src に移動します。
    • 過去にコンパイルしたものがあったらそれを削除します。
    • 新たにコンパイルし、インストールします。
  • すべてがうまくいくと一番最後に

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Installation : done
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と表示されます。

これでSPMが起動できるはずです。

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