CONNチュートリアル (20.b対応): SETUP – Basic, Structural, Functional

SETUP – Basic

Basicでは、被験者数、session数、Repetition Timeを設定します。

  • Number of subjects はサンプルデータでは20例になりますので、20 と入力し、Enterを押します。そうすると、Number of sessions or runs, Repetition Time が自動で20例分入ります。

  • Number of sessions or runs は、タスクfMRIやrs-fMRIを数セッション撮像している場合には変更します。サンプルデータは1セッションしか撮像していませんので、このままで大丈夫です。

  • Repetition Time は、サンプルデータは 2s ですので、このままでOKです。もし、2.5s ならば、ここのところに、以下のようにタイプするといいでしょう。

ones(1,20)*2.5

ones(1,20)で1が20列並んだ行列が入力できます。それに2.5をかけているので、2.5が20並ぶ行列が作成されることになります。

  • Acquisition type はデフォルトのContinuousで大丈夫です。もし、手持ちのデータがsparse sampling であれば、Sparse を選ぶことになります。(sparse samplingは、音刺激などを与えたい場合に、MRIの撮像ノイズが入るとコンタミネーションが起こるため、ノイズが出ない時間をもうける撮像法になります)

SETUP – Structural

Structuralでは、構造画像を指定します。ここで、ちょっとしたTipsがあります。

  • 画像は、フィルタを上手につかって、Findで見つけます。
  • Subjectsを全例選んでから、Importすることで、一気に指定することができます。

百聞は一見に如かずですので、方法を説明します。
まず、今回の画像は、構造画像はすべて Vではじまります。V*.nii とあらわすことができます。

これをCONNの右側の画面で行います。アニメーションGIFを作成してみました。

こうすると、リストにVからはじまるファイルだけ選ばれたことがわかるかと思います。
そしてこれを各Subjectに割り当てていきます。こちらも下のアニメーションGIFをご覧ください。(クリックすると拡大できます)

  • まず、画面中央の Subjects をすべて選びます。Shiftを押してSubject 20を選べば全部選べます。
  • 次に、先程フィルタで抽出したV*.niiもすべて選びます。20filesであることを確認して、Importをクリックします。
  • 20 Files assigned to 20 Subjects と出れば正しく設定したことになります。
  • その後、Subject 1から順に画像が指定されたことを確認します。

これで構造画像の指定は終わりです。

SETUP – Functional

Functionalでは、fMRI画像を指定します。これも先程と同様の方法でできます。
サンプルデータは、fMRI画像は F ではじまりますので、F*.nii で表すことができます。

これもstructuralと同一の方法でできます。アニメーションGIFで示します。(クリックすると拡大できます)

これでデータを指定することができました。

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