それでは、CONNの作業に入っていきます。
CONNでは、「プロジェクトファイル」を最初に作成します。このファイルがとても重要なファイルになります。
プロジェクトファイルは以下の2つの方法のどちらかで、簡単にできます。
- CONNの最初の画面で、中央のNewをクリックする
- CONNの画面の左上のProject -> New(blank) を選ぶ
そうすると、プロジェクトファイルを保存するダイアログが出てきます。
さきほど、ワーキングディレクトリを設定しておいたので、Newを押すとすぐにワーキングディレクトリが選ばれているのがわかりますか?
注意しておくことは、以下の2点です。
- 前の記事でも述べましたが、CONNのデータは1人あたり3GBを使うと考えておきましょう。ワーキングディレクトリは十分にハードディスク容量に余裕のあるところを選んでください。
- プロジェクト1つあたり、専用のディレクトリを作成してそこに保存するようにしましょう。そうしないと、後で後悔します。
ファイル名は任意ですが、今回はデフォルトの conn_project01.mat としましょう。
そうすると、CONNの一番下の画面にプロエジェクトが保存されているディレクトリが表示されます。そして、ハードディスクの空きがあるかも示されます。
そして、CONNは画面全体の構成を知っておくことも意味があります。
- 大きなフローは、上のメニュー(赤矢印の向き)になります。SETUP → Denoising → ANALYSES (1st-level) → ANALYSES (2nd-level) です。
- SETUPの中でのフローは、左にあるメニュー(青矢印の向き)になります。Basic → Structural → Functional → (Preprocessingをしていない場合、ここでPreprocessingを行います) → ROIs → Conditions → Covariates (1st-level) → Covariates (2nd-level) の順で設定していきます。
それでは、SETUP: Basicに進んでいきましょう。