SetupでBasic infoを入力した後は、Structuralをクリックします。
そうすると、下図のようになっているかと思います。
重要なのは、真ん中のエリアと右側のエリアです。
まず、真ん中のエリアで、
Subject 1 〜 Subject 20までをすべて選びます。
ここで全部選んでおくと、これから先でファイルを選択した際にデータが一度に各Subjectに割り当てられます。(楽するためのコツです)
次に、右側のエリアにマウスをもっていきます。そうすると何もなかったところに表示が出てきます。CONNはこのような隠しメニューがいろいろあります。作者の方のセンスなのだと思います。メニューがびっしりのAFNIと対照的ですね。
そうしたら、ファイルを選択しますが、2つ方法を示します。
- ディレクトリを丁寧に追っていく方法
- フィルタを上手に使う方法
ここにはひとつひとつ示しませんが、画面の上にあるディレクトリ(オレンジ色で示されています)をダブルクリックしながらデータのあるディレクトリまで進んでいく方法です。
こちらはよりスマートな方法です。
今、構造画像はファイル名がVから始まる画像です。
そして最後が.niiで終わりますので、
正規表現を用いて表すならば、
V.*.nii
と表すことができます。
ひとつ気をつけなければ行けないのは、ここはワイルドカードではなく、正規表現ということです。
正規表現において、*は、「前の0回以上の繰り返し」という意味があります。
なので、
V*.nii
としてしまうと、Vは全く意味がなくなり、
「終わりがniiで終わるもの」
という意味になってしまいます。
一方、正規表現では、.は「任意の一文字」という意味になりますので、
V.*.nii
だと、
「最初がVでその後が何でもよくて最後がniiで終わるもの」
という意味になります。
これを画面下に入力し、そして、そのちょっと上にある “Find” をクリックします。
そうすると、確かに、Vではじまるファイルがならび、その下に “20 files found” と出てきます。これが確かにほしいものです。
ここで、Vから始まるファイルをすべて選択したうえで、”Select”をクリックします。
そうすると、
と出ますので、そのままOKをクリックします。
そうしたら、画面の真ん中に戻って、Subjectを適当にクリックしてみてください。画面にそれぞれ割り当てられた画像が表示されます。
これで、構造画像の指定は終わりました。