Windowsでは、PDFに対抗してXPS形式という形式でファイルを出力することができます。
今はMicrosoft OfficeならばPDFに直接書き出すことができますが、それ以外のソフトウェアでは、WindowsではAdobe Acrobatやその他のPDFに出力することができるソフトウェアを使わないと直接PDF出力ができません。その点、XPS形式ならばどんなソフトウェアからも出力することができます。
出張先で、プリンタがなく、アクセスできるWindowsにPDF出力機能がない場合、XPSをとりあえず出力して、
Ubuntu側でXPSをPDFに変えられるのではないだろうか?と思いました。
そうしましたら、見つけました。その名もxpstopdfというコマンドです。
これは、libgxps-utilsというソフトウェアに入っています。
インストールは簡単です。
$ sudo apt-get install libgxps-utils
使い方もいたって簡単です。
foo.xpsを変換したいならば、
$ xpstopdf foo.xps
で、foo.pdfが出力されます。
気をつけなければいけないのは、ワイルドカードは使えないということです。
xpstopdfの使い方が、
xpstopdf 入力ファイル [出力ファイル]
となっていて、出力ファイルの名前を変更したかったら、その後に書くようになっていますので、
もし、foo1.xps, foo2.xps という2つのファイルがあるとすると、
xpstopdf foo*.xps
は、xpstopdf foo1.xps foo2.xps
となり、foo2.xpsはファイル名こそXPSファイルですが、実質はfoo1.xpsをPDF化したファイルになってしまいます。
とにもかくにも、これで、WindowsのファイルはとりあえずXPSで書きだしておけばちょっとした工夫でPDFに変換できるということがわかりました。
良いソフトの紹介ありがとうございます。
ただ、コマンド形式ですので、使い方を忘れてしまうのです。
アプリケーション一覧などに、使い方メモを残す方法があれば、教えてください。
ご質問ありがとうございます。
アプリケーション一覧などに使い方メモを残す方法などは個人的には知りません。すみません。
私はいつも
man コマンド
として、コマンドの使い方を確認しています。