wodim (旧cdrecord) を用いてisoイメージをCDに焼く方法

LinuxでisoイメージをCDやDVDに焼きたいとき、簡便な方法があります。
シェルからwodimを使う方法です。
以前は、いろいろ確認することも必要だったようですが、改めてmanページを見たら、もっとシンプルにできるのではないかと思いました。

インストールは以下で簡単にできます。

sudo apt install wodim

今、hogehoge.isoというファイルがあったとします。これをCDに焼きたいとすると…

  1. もっともシンプルな方法
  2. hogehoge.isoがあるディレクトリにいきます。
    そこで、これを打つだけ。

    $ wodim hogehoge.iso
    

    そうすると、自分の環境ではこんなメッセージが出てきました。

    wodim: No write mode specified.  #書き込みモードが特定されていないよって注意されていますね。
    wodim: Asuming -tao mode.    # -taoモードでいくよと。Track at Onceの略ですね。
    wodim: Future versions of wodim may have different drive dependent defaults.
    wodim: Operation not permitted. Warning: Cannot raise RLIMIT_MEMLOCK limits.Device was not specified. Trying to find an appropriate drive…
    Looking for a CD-R drive to store 696.71 MiB… #書き込みデバイスが特定されていないので、いいものを見つけにいくよと。
    Detected CD-R drive: /dev/cdrw  #いいCD-R driveを見つけてくれたようです。
    Using /dev/cdrom of unknown capabilities
    Device type : Removable CD-ROM #以下、自分のCD-Rドライブの説明をしてくれていますね。
    Version : 5
    Response Format: 2
    Capabilities :
    Vendor_info : ‘_NEC ‘
    Identification : ‘DVD_RW ND-3540A ‘
    Revision : ’1.01′
    Device seems to be: Generic mmc2 DVD-R/DVD-RW.
    Using generic SCSI-3/mmc CD-R/CD-RW driver (mmc_cdr).
    Driver flags : MMC-3 SWABAUDIO BURNFREE
    Supported modes: TAO PACKET SAO SAO/R96R RAW/R96R
    Speed set to 5645 KB/s
    Starting to write CD/DVD at speed 32.0 in real TAO mode for single session. #32倍速で書き込むよと言ってますね。
    Last chance to quit, starting real write in 0 seconds. Operation starts. #今だったら中止できるよ、どうする?と聞いてきてます。
    Track 01: Total bytes read/written: 730554368/730554368 (356716 sectors).
    

    と、こんな感じでやってくれるのです。GUIを立ち上げてやるよりずっと楽です。

  3. これでうまくいかない場合
    1. ドライブを確認します。
    2. 次のようにコマンドを実行します。

      $ wodim -scanbus
      

      自分のマシンでは、こんな結果がはき出されました。

      scsibus1:
      1,0,0     100) ‘_NEC ‘ ‘DVD_RW ND-3540A ‘ ’1.01′ Removable CD-ROM
      1,1,0     101) *
      1,2,0     102) *
      1,3,0     103) *
      1,4,0     104) *
      1,5,0     105) *
      1,6,0     106) *
      1,7,0     107) *
      

      1,0,0というのがデバイス名になるらしいです。

    3. 書き込みをする場合、次のようにします。
    4. $ wodim dev=1,0,0 speed=8 -v hogehoge.iso
      

      ちなみにspeedで倍速を決定し、-vは「いろいろ表示しなさい」というverboseオプション(個人的にはおせっかいオプションと言っています)ですね。

      もし、ATA接続だった場合、dev=ATA:1,0,0のように書くようです。