先日、VBMチュートリアルにて、ある質問を受けました。
「MacのSPMでファイル選択の時にフォントの上半分が切れてしまうんですけど、解決法はないですか?」
具体例を示したほうがわかりやすいので、以下に示します。ファイル選択画面でこうなります。
これは気持ち悪いですよね。
いろいろ調べました。
その中で、どうも、spm12/matlabbatch/private の中にある
cfg_mlbatch_defaults.m
の中でフォントを規定しているようだというところにチュートリアルの最中に気づきました。
そして、今日、少し調査してみました。
SPMのバッチはSPM単独ではなく、Matlabbatchというものを使っているという知識はありました。
なので、GoogleでMatlabbatch font で調べたところ
以下の記事を見つけました。
https://en.wikibooks.org/wiki/SPM/Installation_on_64bit_Windows
その下にこんなことが書いてありました。
Edit spm/matlabbatch/private/cfg_mlbatch_defaults.m and modify lines:
cfg_defaults.cfg_ui.lfont.FontName = ‘Arial Narrow’;
cfg_defaults.cfg_ui.bfont.FontName = ‘Arial Narrow’;
Arial NarrowはMacにもあります。試してみました。
具体的には、cfg_mlbatch_defaults.m を開き、23行目にある
‘FontName’,get(0,’FixedWidthFontName’),…
を
‘FontName’,’Arial Narrow’,…
に変えます。
それで保存して、SPMを起動して、ファイル選択画面を出したところ…
フォントが綺麗に表示されるようになりました!
フォントがきになる方は試してみる価値があるかと思います。
ちなみに、ui.bfontの方は変えない方が良かったです。