SPM8でSPECT/PET画像を一括で解剖学的標準化するスクリプト

SPMでSPECT画像やPET画像を標準化するとき、Normalise (Est & Write)から行います。しかし、この時、Source ImageとImages to Writeにいちいち画像ファイルを指定せねばならず、苦痛を伴います。

私の友人の岩手医大の山下典生先生が、この問題を解決するスクリプトを書いて下さいました。

使い方はいたって簡単です。

  1. fy_normalise.mをダウンロード(右クリックで名前をつけてリンク先を保存)し、SPMのフォルダの中に保存します。
  2. Matlabから以下のようにタイプします。
  3. fy_normalise
    
  4. すると画像を選択するダイアログが出現しますので、標準化したいファイルを選択します。
  5. 次に、ディレクトリを聞かれますので、設定ファイルを保存したいディレクトリを指定します。
  6. そうすると、保存先にspm_normalise_20140117_1621112.matのようなファイルが保存されます。
  7. 次に、SPMのBatchを起動し、ファイルを開くから先ほど保存したmatファイルをしてします。
  8. そうすると、Subjectが指定された状態になります。
  9. パラメータを確認し、大丈夫であることを確認したら、実行すれば解剖学的標準化がはじまります。

非常に便利なので、関心のある方はどうぞお使いください。なお、fy_normalise(”,1)とすると、一度に標準化を走らせることもできますが、設定ミスで後悔しないように、設定を確認してから走らせることをお勧めします。

山下先生、ありがとうございました!