SPMでSPECT画像やPET画像を標準化するとき、Normalise (Est & Write)から行います。しかし、この時、Source ImageとImages to Writeにいちいち画像ファイルを指定せねばならず、苦痛を伴います。
私の友人の岩手医大の山下典生先生が、この問題を解決するスクリプトを書いて下さいました。
使い方はいたって簡単です。
- fy_normalise.mをダウンロード(右クリックで名前をつけてリンク先を保存)し、SPMのフォルダの中に保存します。
- Matlabから以下のようにタイプします。
- すると画像を選択するダイアログが出現しますので、標準化したいファイルを選択します。
- 次に、ディレクトリを聞かれますので、設定ファイルを保存したいディレクトリを指定します。
- そうすると、保存先にspm_normalise_20140117_1621112.matのようなファイルが保存されます。
- 次に、SPMのBatchを起動し、ファイルを開くから先ほど保存したmatファイルをしてします。
- そうすると、Subjectが指定された状態になります。
- パラメータを確認し、大丈夫であることを確認したら、実行すれば解剖学的標準化がはじまります。
fy_normalise
非常に便利なので、関心のある方はどうぞお使いください。なお、fy_normalise(”,1)とすると、一度に標準化を走らせることもできますが、設定ミスで後悔しないように、設定を確認してから走らせることをお勧めします。
山下先生、ありがとうございました!