Anacondaを用いたPython 2.x系と3.x系の使い分け

先日、Python 3.x系のAnacondaをLinuxにインストールする必要がありました。
これ自体はなんら問題がなかったのですが、FreeSurferを使っている時にひとつ問題が出ました。

FreeSurferの asegstats2table と aparcstats2table はPython 2.x系で書かれているスクリプトで、Python3系では動きません。

Ubuntuの場合、デフォルトだと

python or python2 –> Python 2.x系
python3 –> Python 3.x系

となっているため、

#!/usr/bin/env python

は、通常はpython2.x系を指します。

しかし、私のように、Python3.x系のAnacondaをいれると

$ python --version

とすると

Python 3.6.5 :: Anaconda, Inc.

となり、python3.x系が呼び出されているのがわかります。

どうしたものかと思いましたが、Anacondaのサイトにきちんと答えが書いてありました。

続きを読む

MacOS High Sierra以降でVirtualBoxのインストールに失敗する時の最終的な対処法

2020/02/03 ここで紹介する方法はもう使えなくなっています。Homebrew経由でインストールするのが一番確実かと思います

macOS High Sierraから、セキュリティが以前よりも厳しくなりました。
これによっていろいろなソフトウェアをインストールする際の手順がめんどくさくなりました。

VirtualBoxも例外ではありません。

続きを読む

pipを用いたUbuntuへのANTsのインストール方法(ソースコードからのコンパイル)

しばらく前に、ANTsのUbuntu 14.04へのインストール方法(ソースからのコンパイル)という記事を書きましたが、最近のANTsは、cmakeのバージョンが3.10以上でないとコンパイルできなくなっていました。

方法を探してみましたが、cmakeのコンパイルを説明するページが圧倒的でした。
しかし、さらに探していたところ、pipを使えばすんなりいくことがわかりました。

pipは、pythonのパッケージ管理システムで、この中にcmakeも入っています。

ということで、改めて記事を書いていきます。

※2020/02/02 現在はUbuntuのcmakeは3.13までアップグレードしましたので、pipでなくても大丈夫になりました。

sudo apt install cmake

だけでも以下のコンパイルはできます。

続きを読む