Ubuntu12.04以降に本家TeX Liveの最新版を簡単にインストールする方法

先日、私のシステムをXubuntu 12.04からXubuntu 14.04にアップグレードしました。
私はLaTeXに関しては、本家のTeX Liveを使っています。インストーラーは十分に使いやすいのですが、怠け者なので、より簡単にできないかと方法を探してみました。

なぜかというと、本家を使う場合、リンクにあるように、少し設定が必要だからです。

そのリンクをひとつずつ確認していたところ、ある方が、Ubuntu用の本家TeX Liveのインストールスクリプトを公開しているということを知りました。最新版にリンクされています。

早速トライしてみたら便利だったので、紹介します。

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TeX Live 2012 on Ubuntu 12.04

Windows 8.1を試しに使ってみたら、あまりにも不適応を起こしたので、この際、思い切ってメイン環境をLinuxに切り替えることにしました。

OSはXubuntu 12.04ベースのLin4Neuroです。自分が使いやすいようにカスタマイズしているので、一番自分にぴったりあっています。
Latexに関しては、TeX Live 2012を入れたいと思っていたのですが、検索したら、こちらのサイトに非常にわかりやすく解説されていました。やるべきことは下記のとおりです。

sudo apt-add-repository ppa:texlive-backports/ppa
sudo apt-get update; sudo apt-get upgrade; sudo apt-get install texlive-lang-cjk

こんなに簡単にできるのは感動ものです。

LaTeXで各章の最後に引用文献をいれる方法

引用文献は普通は最後に記載することが多いですが、時に章末に掲載したいときがあります。
しかし、普通に、\begin{thebibliography}とすると、見出しの大きさが章の大きさと同じになってしまってかっこわるくなります。
これを解決する方法を見つけました。

まず、chapterbib.styを入手します。
私はここから入手しました。

そして、これがポイントなのですが、jbookやjreportなどの場合に、章末に1セクションとして引用文献を掲載したい場合は、

プリアンプルに

\usepackage[sectionbib]{chapterbib}

と記載します。

また、jbookやjreportだとthebibliographyはデフォルトでは、「関連図書」となってしまいます。
「引用文献」としたい場合は、プリアンブルに

\renewcommand{\bibname}{引用文献}

と記載します。

これで、引用文献が各章末にきちんと表示されるようになります。
[sectionbib]を見つけるまでに相当時間がかかってしまいましたので、書いておきます。

LaTeXで横長の表を90度回転させて配置する方法

今、ある論文をLaTeXを用いて書いています。
表を入れたいのですが、大きくて、横にしなければ入りません。
LaTeXでどうすればいいのか調べました。
ポイントは2つ。
最初に、プリアンブルに

\usepackage{lscape}

を記載すること。

次に、横にしたいところで、

\begin{landscape}
\end{landscape}

とすること。

シンプルな解決方法ですっきりしました。

Imagemagickを使用してWindowsでもEPS画像を簡単に作る方法

かつて、Linux上で動くEPS画像への変換スクリプトを書きましたが、ふと考えたらImagemagickを使えばWindows上でもEPS画像への変換は簡単にできるのではないか?と思いました。

実際に簡単にできたので記載しておきます。

まず、下記のリンクから、Imagemagickをインストールします。
http://www.imagemagick.org/script/index.php

そして、コマンドプロンプトを開き、画像があるディレクトリに移動します。

hogehoge.pngという画像をEPSに変換したいとするならば、以下のようにうちます。

convert hogehoge.png eps2:hogehoge.eps

これだけです。今までEPS画像を作成するのにいろいろ苦労していましたが、これで簡単に作成できるようになりました。

Linux上でPNG画像をEPS画像に変換するスクリプト

最近、LaTeXを用いて文章を作る機会が増えています。
画像を入れる際に、EPS画像だと使い勝手がいいのですが、スクリーンショットなどを変換するのにいい方法はないかと思っていました。

ググったところ、こんなページを見つけました。

画像ファイルをepsに変換してLaTeXで使う

これは便利。
早速、とっても小さなスクリプトですが、友人からアドバイスをもらって、一括処理するスクリプトを書いてみました。

#!/bin/sh
for f in $*
do
  convert $f `echo eps2:$f | sed 's/png$/eps/'`
done

これで複数のPNG画像を一括してEPS画像にできるのでとっても便利です。

友人のコメントが勉強になりましたので、それも記載しておきます。

バッククォートで何らかの処理を囲み、その結果として返される文字列を更にシェルで利用する方法は、一度身につけると相当便利に使えるので、オススメです。
たとえば私は以下の処理を、mkdatedir という alias にして使っています。

mkdir `date '+%Y%m%d'`

確かにこれは便利ですね。Linuxのシェルを使いこなすコツの一つはバッククォートにあるということですね。

png2eps.shをダウンロード